みなさまこんにちは。
いつもHair×Cafe Lietoをご利用頂いておりますお客様、
ご来店をお考えのお客様こちらのブログをご覧頂きありがとうございます。
今回のテーマは美容業界でも驚愕の『新・縮毛矯正』
冒頭ですが、
今回は
かなり長文なります。
でも、
読み終わった後には通常の縮毛矯正はかけれなくなっていると思います。
◎縮毛矯正とは?ストレートパーマ(ストパー)との違いは?
縮毛矯正とは1剤(アルカリ性の還元剤)を塗布することにより髪が柔らかくなります。※柔らかくなる事を軟化と言います。
1剤がアルカリ性である為、髪の表面のキューティクル(うろこ状なっている髪を守るラップ)が開くので髪の内部へと薬剤が流れ込みます。※髪を濡らすだけでもキューティクルは開きますが、内部の芯まで薬液は届きません。
アルカリ性に傾いた髪は柔らくなっていますのでストレートアイロンでしっかり伸びるわけです。
ちなみに僕たちプロはアイロンの温度を通常180°~200°で行います。
みなさま、
ここで。アイロンが180°ってどうです??
触ったら2、3秒で火傷に水膨れですよ。。。
そんな高温のストレートアイロンを力いっぱいのプレスで髪はペチャっと平らになりますよね?
髪の毛は筒状で丸いですよね??
だから、
パーマはかからないんです。
でも、
デジタルパーマは熱を使用するので無理やりかけることができるんです。
そして、
仕上げに2剤(過酸化水素水=弱酸性)をつけて髪のコンディションを整えます。
2剤は弱酸性ですので1剤とは逆に硬化をさせます。
これは僕たち美容師に責任が問われる薬事法で定められています。(美容師法、薬事法と2種あります)
そこで上手く利用したいのがカラーリングです。
カラーは1剤(染料=アルカリ性)と2剤(過酸化水素=弱酸性)と混ぜることにより色味や明るさを調整します。
縮毛矯正をされた方は1度は悩む、
縮毛矯正したらいつカラーできる?
答えは1週間はおくことがベストです。
しかしながらガチガチにアイロンされて髪も平べったくなった髪のキューティクルはなかなか開いてくれません。
ですのでアルカリ濃度(アルカリのパワー=大ダメージ)をあげます。
ここでのポイントはカラーの2剤は弱酸性の過酸化水素ですので、
もしお客様が近々カラーリングをお考えの場合は当日の縮毛矯正後(縮毛矯正の2剤の前)にされる方が、
ダメージを最小限に抑える事ができるわけです。
10年ほど前までは薬事法でこの縮毛矯正+カラーリングの同日日はNGでした。
今だに、
頑なに別日にわけたがる美容師さんは勉強しているかなぁ~??
まっ!!
例外もあります。
あまりにハイダメージで縮毛矯正に集中したい場合などは別日にわける事もありますが、
その判断をプロの僕たちがする前にお客様が1番分かっている状態だと思いますがw
話しは戻して、
これが縮毛矯正です。
ストレートパーマはこのアイロン操作を省いただけで1剤、2剤などの薬剤はあまり変わりません。(リエットでは若干変わりますがw)
そもそもパーマ(カール&ストレート)のもちは3週間~1ヵ月半
縮毛矯正のもちは3ヵ月~切るまで一生
という風に施術する美容師さんの技術・考え方で大分変ります。。。
僕のストレートパーマの考え方はカールした髪のパーマ落しというところでしょうか。(若干はボリューム落ちます)
クセがある方はほとんどかからず、
ただ傷んじゃったね…
で終わるケースが多いですね。
なので縮毛矯正とストレートパーマは似てるようで全く異なる施術なわけです。
そして、
最近インタグラムやSNSでも話題の酸熱トリートメント(髪質改善、次世代トリートメント、酸熱トリートメントなど名前は美容師がさまざまつけていますがw)
この酸熱トリートメントは率直にめっちゃ良いです!w
何ならSNSで流行る前から知ってて講習、勉強してましたw
今でも、
まだ動向を追っています。
時代は、
リンス(外部に作用し手触り、艶出し)➡コンディショナー(外部で作用し手触り、艶出し、リンスよりもち◎)➡トリートメント(内部補修、艶出し、手触りともにコンディショナーよりもち◎)➡酸熱トリートメント(内部・外部補修、圧倒的なもち+インスタ映え)
という流れになって参りました。
1次世代トリートメント⇒リンス
2次世代トリートメント⇒コンディショナー
3次世代トリートメント⇒トリートメント
4次世代トリートメント⇒酸熱トリートメント
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
この様にトリートメントはもう4次世代へと突入しているわけです。
◎酸熱トリートメントとわ??
酸熱トリートメントとは文字通りの酸性域で熱を使うトリートメントです。
本来、
リンスやコンディショナー、トリートメントの全てが酸性域ですのでここはあまり変わりませんね。
しかしながらトリートメントで熱を使う(トリートメントがついた状態にアイロン)ことはありませんでした。
何故ならトリートメントがついた状態=水分が入っている状態で高温のアイロンをすると髪の中の水分が一気に沸点に達し蒸発をします。
これを水蒸気爆発と言います。
この水蒸気爆発はそうとうなダメージと繋がります。
髪の中の水分が表面をコーティングしているキューティクルを突き破って蒸発します。
ですので今までは髪が水分を過剰に含んでいる場合、アイロンを入れる事がタブーとなっていたわけです。
そしてここから本題です!!←本題までの前説が長かったですが…w
美容業界が驚愕する縮毛矯正とは!?
冒頭でも話したように縮毛矯正やパーマ、カラーリングといった薬剤は全てアルカリ剤で処方されています。
しかぁ~し、
リエットで今回デビューする縮毛矯正剤はノンアルカリです。(全くアルカリが入っていません)
実は言うと、
僕が美容師になる前からノンアルカリ処方の縮毛矯正剤は存在してましたがお金を頂ける内容ではありませんでした。
メリットとデメリットがあったからです。
◎メリット
1.全くダメージしないのみでしたw
◎デメリット
1.スピエラという成分を主に使用していた為、数カ月間臭い頭の状態
2.全くダメージしない代わりにほとんどクセが伸びない
3.通常の縮毛矯正の施術の2倍の時間がかかる
4.専門知識がないと調合できない、又は使用できない
と言った感じでデメリットの方が多くほとんどの美容室では使用されずひっそりと影をおとしていました。。。
そして2020年についにメリットしかない酸性域の縮毛矯正剤が誕生します。
◎メリット
1.酸性域ですので全くダメージをさせない
2.ダメージをさせないので繰り返し何回でもかけることができる
3.ダメージさせないのでブリーチした髪、チリチリになって手も入らない髪でも縮毛矯正できます
4.チリチリになって切る事しかできなかった髪がまっすぐに戻ります
◎デメリット
1.リエットで今している縮毛矯正の施術よりプラス30分ほどかかります
ここまで15年で改善されました。
はっきり言います。
これ以上の薬剤はありません!!!
だって縮毛矯正の薬剤ってブリーチの次にダメージする美容室No.2のダメージメニューなんですよ!
それが全くダメージしないとなると…
興奮して何て伝えていいかわかりませんw
この縮毛矯正は来年2021年の1月からリエットでは施術開始とさせて頂きます。
近所の西新地区はおろか福岡県内でもこの酸性域の縮毛矯正剤を取り扱うサロンが少ないです。
え!?
何でこんな良い物使ってくれないの??
答えは簡単です。
薬剤の専門知識、技術、経験がいります。
多分縮毛矯正専門店でも取り扱うのは難しいでしょう。
自分でもいうのはあれですが。。
日本人の髪で縮毛矯正できない髪はないと自負しております。
実際、人生で縮毛矯正がかからなった事例はありません(アフリカ系の方だけ日本の薬剤では反応しませんでした)
なので、
やり直しなど行った事はなく他店のサロンさんからお断りされたお客様がたくさんご来店されています。
お断りされた理由が、
クセが強すぎて何回もかけてしまいダメージがある、過去にブリーチをした。
などです。
確かに縮毛矯正はダメージするメニューですのでブリーチした髪にはかける事ができません。←美容業界では
でも、
僕はブリーチした髪でも縮毛矯正をかける事ができます。
はっきり言って髪が切れる可能性もありますしクレームになる場合もあります。
僕がストレートにしないと目の前の方が笑顔になれない、外に出れないと思うとタブーであっても縮毛矯正します。
断る事は簡単です。
でも、
目の前に困ってる人がいるなら僕は助けたいです。
もちろん僕はお医者様でも神様でもないですから失敗もあるかもしれません(何回も言いますが失敗したことないですが)
僕たち美容師がプロというならば、
知識や技術を身に着けることは当たり前な話なんですよね。。
なのでこの
新・ノンダメージ縮毛矯正はダメージが万が一出た場合とクセが伸びなかった場合料金を頂かないようなかたちにしたいと思っております。
はい。
自信があるからこんな挑戦的な事ができます。
今回は長文になりましたので次回追記を行っていきます!!
みなさま、楽しみにお待ちくださいませ!!!
参考までに縮毛矯正のお写真を♪